オナラに夢中な科学者グループは何をしたのでしょうか?

リヴァイアサンプレス:

記事を読んで、まだ疑問が残っています。体内のガス産生細菌の共同作業に加えて、食事中に取り込まれたガスもオナラの成分に含まれるべきではないでしょうか?記事に書かれているように、鳥は体内にガスを発生する細菌を持たないためオナラをしないのなら、それは鳥が食事中に空気を摂取しないことを意味するのでしょうか?それとも、食事によって体内に取り込まれたガスは、消化管の末端からではなく、ゲップなどによって体外に排出されるということでしょうか?知っている人が私にアドバイスをくれることを願っています。

私はオナラはしませんでしたが、もしかしたらしたかもしれません。 © Goran Tomasevic/Reuters ヒヒはオナラをするのか？サンショウウオはどうですか？ヤスデも同じことをするのでしょうか？

これらの質問は、バート・シンプソンがいたずらな理科の授業で尋ねそうな質問のようです。しかし現実の世界では、科学者たちはTwitterの助けを借りてこれらの疑問に対する答えを見つけようとしています。彼らはハッシュタグ「#DoesItFart」を作成し、放屁を引き起こす60種以上の動物の習性を詳細に記した文書を共有した。

(docs.google.com/spreadsheets/d/19gMMn4Wmw3BNLWMojEy7kgrjnjVB2JlMSwd1s-nYyUc/edit#gid=0)では、どの動物がオナラをするのでしょうか?結局のところ、答えは無数にあります。ロンドン大学クイーン・メアリー校の博士課程の学生、デイビッド・ベネット氏によると、コウモリもオナラをするそうです。そして、大きくなればなるほど、音も大きくなります。

ネズミ、シマウマ、アゴヒゲトカゲもオナラをする動物です。一方、鳥類には生理的な必要性はないようですが（通常、鳥類には人間のようなガス生成細菌がないため）、理論的にはガスを排出することができます。カキ、ムール貝、カニなどの海洋無脊椎動物はどうでしょうか?残念ながら、それらはオナラとは何の関係もありません。

カニ？いいえ、違います。 © REUTERS/Jamal Saidi ところで、おならの科学は単なるうんちやおしっこのジョーク以上のものだ。家畜を例にとると、牛の飼育によって排出されるメタンガスは温室効果の重要な原因の一つです。同時に、動物の放屁自体も、ある科学者グループが研究したいホットな話題です。

「これはオナラをするのか？」ロンドン動物学会のダニ・ラバイオッティ氏は、これは動物学者が子供たちから最もよく聞かれる質問の一つだと言う。実際、#doesthisthingfart の旅は、彼女の 10 代の弟がヘビはオナラをするかと尋ねたことから始まりました。

ラビオッティ氏は自身の研究から、アフリカのリカオンが間違いなく放屁していること、また大西洋岸のサウスジョージア島に生息するアザラシもよく放屁することを知っていました。しかし彼女はヘビについてあまり知らなかったため、ヘビの専門家であるデイビッド・スティーン氏に相談しました。

簡単に答えると、イエスです。 「ヘビは排泄物を放出することで身を守ることがあるが、その行動には典型的なオナラの音も伴うことが多い」とオーバーン大学の野生生態学者デビッド・スティーン氏は言う。

スティーン氏は、この質問に答えるのは今回が初めてではないと告白した。この質問は、10代の若者の間で最も人気のある質問の1つであるようだ。

「動物のオナラの問題が生物多様性を理解するための啓蒙として使えるかどうかは分からないが、人々がそれに興味を持っているのを見るのは楽しい」と彼は語った。 「このテーマは、より多くの人々を引きつけ、関心のある人々を議論に参加させる機会になるかもしれません。」

そして、目的が群衆を引き付けることであるならば、話題そのものはそれほど重要ではありません。 「おならについて話しているからといって、必ずしもそれが愚かなことだというわけではない」と、英国ケント大学の自然人類学研究者アドリアナ・ロウ氏は言う。 「さまざまな動物の食事と消化器系は非常に重要かつ興味深い研究分野であり、ガスもその一部です。」

チンパンジーは、断続的な放屁を含め、人間と多くの類似点を持っています。 © AP/デイビッド・J・フィリップ・ロウ氏はウガンダのブドンゴ森林でチンパンジーを研究しており、動物の食生活が変わるとオナラも変わることを発見した。 「果物は葉よりも音が大きいですが、イチジクはその中でも一番音が大きいようです」と彼女は語った。

時々、これらの生理機能は彼女の学術研究にも役立ちます。 「1匹か2匹のチ​​ンパンジーと一緒にいたとき、おならの音が聞こえるまで周りに他のチンパンジーがいることに気づかなかったこともあります」と彼女は語った。 「彼らの中には非常にしつこく、『風船からゆっくりとガスを吐き出す』能力を持つものもいます。これは、彼らの位置をより正確に特定するのに役立つので、非常に役立ちます。」

「#DoesThisThingFart」は、最近では珍しい現象レベルのトピックであり、科学者によって完全に組織化され、一般の人々の間で人気があります。また、スティーン氏のように、オンラインでヘビを識別するためにハッシュタグ「#NotACopperhead」や「#NotACottonmouth」を使用する科学者個人が運営する、より長期的なハッシュタグもある。同様に、ミネソタ大学の生態学者ミシェル・ラルー氏も、さまざまな大きさの猫の写真を投稿し、フォロワーに「#CougarOrNot」を推測してもらうチャレンジを開始した。ワシントン大学の博士課程の学生、ケリー・スウィフトさんは、「#CrowOrNo」というチャレンジを企画した。 (注: これらの課題は両方とも、思ったよりはるかに困難です。)

さて、ここまで来たので、私もハッシュタグを持っていることをお伝えします。これは #ButtOfWhat と呼ばれ、その目的はシンプルです。動物の下半身について議論することで、楽しませ、教育することです。これは少し子供っぽいと思いますか?それは本当だ。しかし、そこから多くのことを学べることを保証します。 （例えば、ヤマアラシは交尾中にかなりキーキー鳴きます。）

だからこそ、私は #DoesThisThingFart のようなトピックをフォローしています。科学者の研究を垣間見ながら、動物に関する奇妙で興味深い事実を誰もが学ぶチャンスがあるのです。

「科学者が好奇心を見せる時、彼らは実際に人々を参加させ、私たちが知らないことを発見させ、科学がどのように機能するかを見せているのです」とロンドン動物学会の研究者カサンドラ・ラビー氏は言う。同氏はヒヒのオナラが雷のように大きな音になることがある（性器が腫れたメスのヒヒは最悪）ことを確認している。

このディスカッションは、科学者たちがノートに残ってしまう可能性のあるデータを共有する機会であると考えることもできます。

「私たちは生物の研究に多くの時間を費やし、興味深い、あるいは風変わりな行動を発見しています」と、アラバマ大学の研究者で、オナラをしないサンショウウオを研究し、#DoesThisThingFarts シェアの考案者でもあるニック・カルーソ氏は言う。 「そういった情報は、研究論文に直接関係しない限り、一般に公開されることはないので、議論する機会はあまりありません。」

2012年、ロンドン動物園で行われた年次体重測定で、飼育員が巨大なアフリカヤスデを抱えている。© ANDREW COWIE/AFP/Getty Images

トピックの背後にあるサポートやデータのためにこれらのトピック チャレンジに興味を持つ人もいれば、単に楽しいと思う人もいます。私はどうなの？正直に言うと、私はお尻に夢中です。次に何について書こうか、もう考えています。それはヤスデです。

ほとんどの動物は柔らかく肉質の臀部からガスを排出するが、ヤスデは硬い弁を持っている（そのためオナラが静かになるのかもしれない）と、ウェストバージニア大学で森林病理学を研究する大学院生アンジー・マシアス氏は言う。それだけでなく、この研究では、節足動物は腸内で大量のメタンを生成することができ、これらのガスの行き先は肛門だけであることも判明した。

「要するに、ヤスデのオナラはすごく臭いし、間違いなく可燃性があると思う」とマシアス氏は言う。

つまり、静かに。しかし、生命に危険が及ぶ可能性はあります。

ジェイソン・ビッテル

翻訳者：イシュマエル

校正/ウサギの軽い足音

オリジナル記事/www.washingtonpost.com/news/animalia/wp/2017/01/11/scientists-are-building-an-animal-fart-database/

この記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス（BY-NC）に基づいており、IshmaelがLeviathanに掲載しています。

この記事は著者の見解を反映したものであり、必ずしもリヴァイアサンの立場を代表するものではありません。